昨晩、何十年に一度という大型台風が近づく中、京島にある「ごでんや」に行ってきました。ご主人の五嶋慎也さんは、知る人ぞ知る若き日本酒の師匠! 自分の足と舌で見つけてきたこだわりのお酒を、最もおいしい飲み方、温め方で飲ませてくれるときき、「絶対行く! 早く行きたい!」となって、悪天候にもめげず、女子3人で伺いました。
お店は、趣のある古民家。フレンチ懐石風9種のお料理には、それに合わせたお酒がもっともおいしい状態で供されます。
その内容はざっとこんな感じ…
ご主人の五嶋さんは、日本酒の話になると、なんか、キラッキラしちゃう! お酒と温度の話とか、杯によって味が変わる話とか、杜氏さんがどんな人なのかとかとか…、キラッキラな彼の話をきいていると、こっちもお酒への興味がふくらみ、ついつい質問したくなってしまうのでした。
昨晩のおいしい発見は、純米吟醸の「うすにごり酒」を、氷を入れたお猪口で飲むという飲み方。前菜と一緒にいただきましたが、さわやかで軽やかで、なんて飲みやすいこと。家でも店でも条件反射のように「とりあえずビール」と言ってしまう私ですが、これはいい! 今夜の「家のみ」で、ぜひ、やってみようと思います。
料理の素材にも凝っていて、ディルや紫マスタードといったハーブ・スパイス類を入れたり、生落花生や松の実をアクセントにしたり、フルーツガーリックという珍しいものが使われていたり…。独自の発想による食材の組み合わせが、意図したわけでもないのに薬膳的理屈に合った内容になっている皿もあったりして、非常に興味深かったです。おいしく楽しく食べて飲んで、ふっと時計を見たら、あらら~、タクシータイムに! 帰り道は嵐!
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