昨晩、代々木公園にある「クリスチアーノ」というポルトガル料理店に行ってきました。実はこれが2回目。2週間ほど前、友人に教えてもらってお初のポルトガル料理を堪能したばかり。すっかり気に入って、別の友人を誘ってリピートした次第。
なじみのないポルトガル料理。メニューには、見たことのないものもたくさんあります。干し鱈を使ったもの、魚介のスープにパンを入れて煮込んだおじや風などなど。その中に、薬膳のテキストで見た「菊芋」を発見! さっそく注文してみました。左が、その料理「菊芋のフリット」。「芋」といいながら、その正体はひまわりのような菊科の植物の塊茎。カラリと揚がったフリットは、ほくほくでちょっぴりほろ苦い大人の味でした。
「菊芋」の薬膳的な効果は、体の水はけをよくしてむくみを防ぐというもの。生ビールのおつまみにすれば、水分代謝がよくなって二日酔いの胃もたれを防げるかも…。調べてみたら、菊芋の主成分の「イヌリン」には、インシュリンの分泌を抑える働きがあるのだそう。糖尿病患者にも用いられている優秀な健康食材なのでした。菊芋は長野県の名産。私も以前、長野の道の駅で見かけたことがあります。東京のスーパーではまず見かけない珍しい薬膳食材を、ポルトガル料理店で味わえるとは、意外な出会いでした。
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