今がシーズンのフィギュアスケート。羽生結弦選手が最後にやるこのポーズ、すっごく印象に残りませんか? 鬼気迫るような表情、両手を不死鳥のように広げてバーンと胸をそらせて「どうだ!!!」ってポーズ。羽生君は、男子とは思えない柔軟性の持ち主で、ビールマンスピンとか、イナバウワーも美しくこなせるのが魅力です。
ということで、グランプリシリーズ開催中のある晩、このポーズをやってみました。イナバウワーは無理だけど、これくらいならせきんじゃないかな…と…。
せーの、ばーん!!!
「………できてる?」(私)
「かわいそう、お前、ぜーんぜんできてない!」(主人)
「……だよね~。自分でもできてる気がしなかったもん…。」
そんな楽しい夫婦の会話があったことは置いておいて、それから私は、この羽生結弦ポーズを「影練」し始めました。というのも、このポーズ、私を10年近くも悩ませている慢性首痛(慢性寝違え痛)に効くのではないかと直感したからでした。
羽生君の「バーン!」と私の「ばーん!」の根本的な違いは、背骨、もっと正確にいうと、背骨の上のほうが反っているか否か。上の写真を見てください。羽生君のポーズは腰から首まで背骨全体で弓なりになっているんです。ところが私のは、腰は反るのに上のほうはまっすぐなまま。弓のように曲線的に反らないんです。
本来背骨は、骨と骨が適当に動くようにできているもの。でも私の背骨は、上半分がかたまって動きがわるく、その影響で、腰、首に集中的に負担がかかっていたわけです。
「動きの悪い部分をやわらかくしてあげればいいんだ……」
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